洋服コラム

洋服は何年で捨てる?10年前の服を着たいときの判断方法とは

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「10年前の服を着るのはOK? NG?」
「売ることはできるの? それとも処分するしかないの?」

クローゼットの中に、買ったけれど着る機会がなくて、眠っている服はありませんか?

長くしまっておいた服、たとえば10年前の服は、取り出して着てもいいのか、迷いますよね。

この記事では、年数の経った服の処分のタイミングや、手放すときの判断基準、売る方法などを紹介します。

捨てるか捨てないか、悩んでいる服がある人は、読みながら考えてみましょう。

服は何年で捨てるべき?

服を仕分ける手

基本的に、洋服の寿命は3年。

もちろん使っている素材や、アイテムによっても異なります。

また、着る頻度や収納の仕方、洗濯やお手入れによって、傷み方や状態も変わるので、あくまでもこれは目安です。

なぜ処分の目安が3年なのか、その理由と、アイテムごとに処分する目安を解説していきます。

洋服の寿命は、基本的に3年

洋服はだんだん型崩れをしたり、生地の色があせてきたり、くたびれたりするので、着用を始めて3年頃が処分の目安になります。

ベージュのトレンチコート

ただ、先述しているとおり、3年というのは、あくまでも平均の年数で、実際にはアイテムによって違いがあります。

例えばコートのように、1年のうちに特定の季節だけ着るアイテムは、もっと長く着ることができます。

下着はオールシーズン使ううえに、頻繁に選択をするため、傷みやすく、使える期間は短くなります。

アイテムごとの寿命の目安は、つぎの表を参考にしてみてください。

シャツ・ブラウス 2年
Tシャツ 2年
スウェット 2年
ニット 2~3年
デニム 2年
コート 3~5年
下着 1~2年

10年前の服を着るのはあり?なし?

服の平均寿命は3年だとすると、10年はその3倍以上の年数ということになります。

10年前の服を着るのは、難しいのですが、その服の状態がきれいであれば、問題ありません。

でも、着る機会の多い服は、10年も経っていれば、くたびれてしまいます。

あまり着ておらず、汚れや痛みのないように保管していた、コンディションの良い服であれば、10年前の服でも着られます。

積まれたニット

ですが、どうやってその洋服の状態の良し悪しを判断すればいいのか、悩みますよね。

次のトピックでは、判断の基準を紹介します。

10年前の服を着るときの、判断基準

たくさんの洋服を運ぶ女性

10年前の服に関わらず、手持ちの洋服の状態を見極めるのって、難しいのです。

捨てるか悩んでいる服、長く着ている服、処分するか悩んでいる服は、つぎのような状態がないかをチェックしましょう。

  • えりや袖が伸びている
  • 毛羽立ったり、毛玉ができて風合いが落ちたニット
  • 生地全体にハリがなくなっている
  • 色あせしている
  • 落ちないシミ、黄ばみがある

こんな服は、外着にするのはやめて、部屋着にしたり、処分したりするようにしましょう。

また、傷みや劣化がなくても、つぎのような服は処分するのがおすすめです。

  • サイズが合わなくなった
  • 好みと合わなくなった
  • 年令とデザインが合っていない
  • 流行遅れのデザインで、古臭い感じがする

衣服というのは、意外と心理面に影響するもの。

サイズが合わない服や、好みと合わない服は、もったいないからと無理に着ても快適に過ごせません。

思い切って処分するのがおすすめですが、きれいな服を捨てるのは忍びないですよね。

そんな場合は、売却してしまいましょう。

次のトピックは、10年前の服を売却する方法について、紹介します。

10年前の服は売れる?

ベージュやブラウンの服

傷みや劣化のない、きれいなものであれば、10年前の服でも、売れる可能性は高いです!

古着は、ファッションの1ジャンルとして定着しています。

実は古着って、こんなメリットがあるんです。

  • 安く洋服が買える
  • 人とかぶらないデザインが見つかる
  • 環境に優しく、物を無駄にしない

「ファストファッションは安いけれど、他の人と被りやすいのが嫌」という方も、少なくありません。

今は売っていないアイテムや、誰ともかぶらないアイテムを、古着屋で探す人もいます。

定価より安く購入できるうえに、物を無駄にせず、環境に優しくおしゃれを楽しめるのは、魅力的ですよね。

売れるアイテムの特徴

いちばん売れやすいのは、やはりブランド服。

ブランド自体に付加価値がありますし、ブランド品を市場価格よりも安く買いたい、販売終了したアイテムを買いたいなど、いろいろなニーズがあります。

特に、トレンドに左右されないアイテムは、高く売れるのです。

迷っている服が、人気の浮き沈みのない、定番のブランド、ベーシックなデザインのアイテムであれば、売ってしまうのが良いでしょう。

売れないアイテムの特徴

ブランド服に比べると、ノーブランド品は売るのが難しいです。

カジュアル服全般、ファストファッションのように、品質よりも価格重視の服や、流行しすぎたデザインなども、売れない傾向があります。

これらは、もともと安く売られているため、わざわざ古着で買うメリットが低く「ただの古着」という位置づけになってしまうんですね。

ただ、必ずしも買い手がないわけではありません。

カジュアル服を取り扱う古着業者もありますし、市場を選べば売ることも可能です。

10年前の服を売る方法

服を売る場合、「買い取りをお願いする」と、「自分で売る」、ふたつの方法があります。

「買い取り」は、古着屋に持ち込んだり、オンラインでの買取サービスなどで、持ち込むだけで手間がかからないのが特徴。

「自分で売る」なら、フリマアプリ、公園でのフリーマーケットなどがあり、自分で値段をつけることができるメリットがあります。

買い取りなら……

  • 古着屋、リサイクルショップ
  • 買い取りサービス

自分で売るなら……

  • フリマアプリ
  • フリーマーケット、ガレージセール

それぞれのメリット、デメリットを確認しましょう。

古着屋、リサイクルショップ

その場で査定と買い取り手続きをしてもらえるので、早く現金化したい方にはおすすめ。

古着屋は専門知識がある店が多く、ブランド物はかなりの高額がつくことも!

その代わり、査定が厳しいケースも多く、良品以外は、高く売るのが難しいです。

被服費に悩む画像

一方、リサイクルショップは古着屋よりも査定がゆるく、ノーブランド品、コンディションが少し悪いものなども、幅広く買い取ってくれることも。

その代わり、買い取り額はかなり安め。

どちらも、店舗まで運ぶ手間がかかるのと、希望額より安い値がついても、断りづらいのがデメリットです。

買い取りサービス

宅配便で送るので、持ち込みの手間がなく、たくさんの服を売りたい方には買い取りサービスを使うのが便利。

ダンボールに畳んだ服をしまう女性

ネットの買い取りサービスは、全国対応のことが多いので、幅広くショップを選べるのもポイントです。

また、値段がつかなかった服でも、無料で引き取るサービスもあるので、買い取り額よりも、処分重視の方に向いています。

対面ではなくメールでのやり取りなので、断りやすいのが良い、という声もありますね。

デメリットとしては、売りたいアイテムを宅配便で送るので、高価なアイテムを配送するのが怖いと感じる人もいるようです。

フリマアプリ

全国から買い手がつくので、洋服はもちろん、それ以外のものも売ることができます。

ノーブランド品、カジュアル服など、ショップの査定では落とされるアイテムが売れることもあります。

さらにブランド物は、市場価格より高く売れることもあります。

フリマアプリを使う人

デメリットは、出品から梱包、発送まで自分で行わなければならず、手間がかかること。

最近はフリマアプリが普及し、トラブルを防ぐシステムができていますが、売り手とのやりとりも個人間で行うため、トラブルになってしまうケースもあります。

フリーマーケット、ガレージセール

地域の公園などで開催されるフリーマーケットに出店したり、自宅の庭、ガレージで出店する方法もあります。

フリーマーケットの写真

メリットは、自分で好きに値段をつけられること。

フリーマーケットは大勢の人が出店するので、情報交換ができたり、周りの方と交流ができる、というのもメリットです。

ただ、こうした蚤の市を利用する方は、とにかく安いものを買いに来るので、値段が安くないと売れにくいです。

高価なブランド品には向かない方法ですね。

また、フリーマーケットは、出店料がかかる場所もあるので、そこもきちんと調べておきましょう。

服を長持ちさせる方法

記事の前半で見たように、服には寿命があります。

でも、お気に入りの服であれば、できるだけ長く着たいもの。

スカートのコーディネート

お手入れ、取り扱いに気をつければ、服は長持ちせることができるんです!

  • 汚れ、シミはすぐ落とす
  • 表示に従って洗濯する

まず、シミや汚れがついたら、すぐに洗いましよう。

時間が経つと、汚れは繊維の奥に入ってしまい、取れないシミ、黄ばみになってしまいます。

洗濯のときは、服についた洗濯表示に従います。

洗濯表示

服には、「手洗い」や「低温で洗う」といった、洗濯表示のタグがついていますので、洗濯するまえに必ず確認しましょう。

生地に合わない方法で洗濯すると、伸びたり縮んだり、色あせしたりと、服の寿命を縮める原因になります。

  • 乾燥機は使わない

乾燥機は便利ですが、服を長持ちさせたいなら、できるだけ使わないのがおすすめ。

乾燥機は高温で服を乾燥させます。

さらに、乾燥の過程で、服同士が何度もこすれ合ってしまいますが、どちらも生地を傷める原因になります。

乾燥機OKの生地であっても、これは変わりません。

  • 適切に保管する

シーズンが過ぎた服は、クローゼットや衣装ケースにしまいますが、きちんと保管をしないと服を傷めます。

たとえば型崩れしやすいものはハンガーにかけ、伸びやすいものはきれいに畳んでしまいましょう。

洋服の保管

しまっている間に服同士がすれ合うと、生地が傷みますから、収納スペースには服をつめ込み過ぎないのもポイント。

スペースに余裕を持たせておくと、防虫剤、除湿剤の効果も高くなります。

ユニクロやファストファッションは、何年着れる?

多くのファストファッションは、「寿命1年」を想定して作られているそうです。

そもそも、最新トレンドのデザインを安く買える、というのがファストファッションのコンセプト。

その良し悪しは置いておいて、トレンドが変わったら使い捨てるように作ってあるので、基本的には1年が耐用年数と考えてください。

ユニクロの画像

一方、ファストファッションのイメージのあるユニクロですが、こちらは2~3年と、平均的な寿命。

ユニクロは作りがしっかりしており、流行に左右されないデザインが多いです。

そのため、平均寿命まで着ることができるんですね。

ただ、ユニクロのヒット商品、ヒートテックインナーの寿命は1年だそう。

ヒートテックの吸湿発熱素材は、洗濯するたびに機能が弱まり、1年後には40%くらいにダウンしてしまいます。

素肌に着るものですし、ヒートテックは毎年買い替えるのが基本、と考えてください。

  • ファストファッションアイテムの寿命は1年
  • ユニクロのアイテムは2~3年は着れる
  • ただし、ヒートテックの寿命は1年

まとめ

「服の平均寿命は3年」と聞いて、短さに驚いた方も多いのではないでしょうか。

でも、丁寧にお手入れをして、きちんと保管すれば、服の寿命は延ばすことができます。

そして、大切に保管しておいた服は、10年経ったあとで、もう一度取り出して着たり、または、売って人に譲ることもできます。

不要な洋服は処分をし、スペースをつくって、お気に入りのアイテムをきちんとお手入れして保存するのがベストな状態と言えるでしょう。

PETALでは、お片付けや収納に関する記事や、服の買い物の失敗を減らすための記事もありますので、併せてチェックしてみてくださいね。

ライター紹介

PETAL編集部

PETAL編集部

働く女性や、子育てで時間がないママの強い味方「ファッションレンタル」。結婚式やパーティーの気分を盛り上げる「ドレスレンタル」。PETAL(ペタル)編集部では、さまざまな洋服レンタルの紹介と、洋服の悩みを解決するTIPSをお届けします!

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